頭の中での過剰なまでの回想や確認は逆の発想で止められるかもしれません?!
鍵の施錠、ガスの元栓、エアコン電源のスイッチの確認その他諸々家庭にはいろんな
トリガーとなる物がありますね。
あなたも頭の中で回想や確認を繰り返しても余計に不安や心配になるということも十二分
にわかってらっしゃるかと思います。
チェックリストを作りそれを見ながら確認してる方もいますね。
しかし、この確認作業をしてる最中に頭の中で様々な想念や観念がノイズとしてが発生
してしまうのも痛いところだと思います。
さらにこれらに反応するために確認作業がおざなりになってしまい、再度確認してまた
ノイズが出てきてまた確認ということがあると思います。
そして、何十回も確認を繰り返しているうちに疲れてきてしまいます。頭もぼんやりとし
てきて疲れてる状態で頭の中だけで回想と確認の作業をしてしまうこともあると思います。
有限の頭のメモリーを消費するので非常に疲れるのです。
だけどやっぱり本当に鍵が閉まってるいるのか確信を持てずにいると確認を繰り返して
しまいついにはエンドレスになってしまいます。
この記事では続けたくないけど続けざる得ない衝動をどう断ち切るかをご説明します。
不安という感情を持ちながらあと100回施錠確認をしなければいけないと声に出して言ってみる
何度も施錠確認しても安心どころか皮肉なことに確認すればするほど不安になってしまい
ます。記憶をたどってもその記憶に自信が持てなくなってしまいます。
鍵を閉めるという目的がいつの間にかメンタルの安定のためにするという目的に入れ替わ
ってしまい、さらに悪いことに逆にメンタルを悪化させてしまいます。
ひとつひとつの行動そのものがおざなりになり、更にその間にもさまざまな不安なノイズ
が頭を常によぎっている状態だからです。
ここで、過剰な確認などの悪癖を断ち切るのは容易なことではありません。
そこでこれを逆手にとって、そのままの状態であと「100回確認しなければいけない!」
と自分自身に声に出して言ってみましょう。
さらに、「確認ノート」などという物を作り正の字で回数を書き込むようにしてみ
ましょう。
あなたは100回やらなければいけないのです。これがあなたのノルマなのです。
100回をクリアしたら1000回へ挑戦してみましょう!
さらにこれもクリアしたら10000回へ挑戦してみましょう!
すごくメンドウだと思いませんか?
そう!すごくメンドウなのです!!
人間の心理を逆説的に使った方法です。
ゲームでもマンガでも、好きなことは好きなだけ時間をかけてでもやるものです。
子供が親に見つからないように夜中に音をミュートにしてゲームをする人もいる
ことでしょう。
しかし、ゲームを1日12時間しなければいけない、漫画を1日100冊読まな
ければいけないとなった時点でやる気が失せるものです。
なので、違和感を覚えて変な感覚に陥るかもしれませんが、こうやってやれば
いつの間にか問題のコアとなる部分がすり替わることもあります。
問題がすり替わるとメンドウ臭いという感情になると思います。
このような方法もあるということを頭で認識するとひとつ対処法が増えます。
経験が蓄積されるので、良からぬ観念や想念から疑念を植え付けられそうになった
ときこのときに「これは100回する」といって途中でうまく疑念をはぐらかして
かわすこともできようになると思います。
敢えて鍵の施錠確認を楽しんでみよう!
ハァ?!オマエは何をバカなことを言っているのか?というお叱りの声が聞こえてきそう
なのですが…
確認の渦中にいる本人にとっては必死な思いで問題を遂行しようとしているのです。
私もその渦中にいるときは自分でも見失いがちになります。
私だって未だにそういうことがあるのですから。
その上で前項のように「確認ノート」に正の字で回数を書き込むことを楽しんでみませんか?
楽しく鍵の確認をやってみましょう!
でも、楽しめないんですよ!!!!!イヤなことですから!!!!!
楽しくないしやりたくないことを無理矢理やるから、身体全身に力が入り肩も凝るしこめか
み辺りはピリピリしてくるし、足は踏ん張るから棒のようになるし、呼吸は浅くなるし…etc
じゃあ、もうなんか気分はスッキリしないけどそこまで確認しなくてもいいかと、少しでも
思えたらはぐらかしやすいと思います。
もちろんこのようにスムーズに楽しくやろうという逆説を使い更に、その行為をしないとい
う風にいくまでには思考のトレーニングなどは必要です。
最初は脳が誤作動を起こしているので、頭のなかでは不安や心配に関連するワードが次々
と嵐のように囁かれてしまうと思いますが。
そこに反応しても行動は繰り返さないというのが、気づいていたらできていたら理想です。
不安や心配を消すために心の平安のためにやってることは、皮肉ですが自分を痛みつけて
いるのです。あなた自身もっと大切してあげてください。
私がトイレの便座の消毒の回数を減らすまでの道のり
潔癖でもある私はトイレの便座は物心つくころから共有することができませんでした。
便座には強いこだわりがあり、未だに家に荷物を届けに来た運送会社のドライバーに
対してもどういう訳か玄関のドアを開ける度にトイレを使われたのではないかという
不安な感情に襲われることが多いです。
サインをして荷物を受け取りドアを閉めて鍵を閉めて、内側からガチャガチャと確認
してもそのあと便座を消毒してしまうことは今でもあります。
しかし、確実に回数を減らすことができています!
それはとにかくトイレで特に神経の使う便座を掃除しているときにイヤ思考に襲われる
と同じ箇所を何回も掃除していましたが、今はせいぜい多くても3回です。
2回目辺りから意識的に
「私はこの便座のこの箇所をトイレ用掃除シートにアルコールを噴霧して
1枚で10往復して使いそれを10回しなければいけない」
などと唱えるようになってからです。
もちろんこの方法は万能ではなく、一進一退どころではなく一進三退ということも
ありました。
この呪文をトイレに貼り発声することで時間はかかりましたが、大分マシなったと
思っています。
あなたの抱えてる問題のどのようなことに上手く作用するかは未知数ですが、少しでも
やってみようとお思いであれば2~3カ月ぐらい気長に続けていただければと思います。
一進三退してもめげずに続けることが重要です。そして少しでも自分自身を認めて
ちょっとでも進んでいたら褒めることも大切です。
ノートに記録をつけて成功回数が増えてくると、それは自信にもつながります。
人によっては6カ月ぐらいかかる人もいると思います。
でも諦めないことです。