日常の何気ない確認行動一つで自分自身記憶力が悪くなったと責めていませんか?
記憶力に問題があるのではと思って悩んでいたらちょっと待ってください!!
先ずはご自身を卑下したりするようなことだけはしないであげて欲しいのです。
自分自身を責めないでいただきたいのです。
責めることで、あなたの生きづらさは助長されてしまうからです。
と、少し話がそれましたが、このように家の戸締やりガスの元栓や電気のスイッチ
など気になる箇所は人それぞれ違うのですが根本は同じです。
それは一つの事柄、例えば鍵についてもチェックポイントを多くして複雑にしているのも
もちろんそうなのですが。
安心を得るためというのがいつの間にか無意識に目的化してしまっているのという点があ
ります。尚且つ安心を得ようとするために行う過剰な鍵の確認回数により閉めたという短
期記憶は麻痺して安心度は下がります。
事項からは私なりの考えなどをまとめていきたいと思います。参考にできるところがあれ
ばあなたも是非取り入れていただければと思います。
行動経済学ノーベル賞受賞ダニエルカーネマンの「ピークエンドの法則」は使えるかも知れない?!
行動経済学のダニエルカーネマンは、人間は何かの経験を通してもっとも感情が働いたとき
(ピーク)そしてそれが終わったときの記憶(エンド)としてほぼ2つの記憶しか残らないという
説を挙げています。
この理論を使って過剰の確認などの繰り返し行為と回数による安心感を研究した医師がいます。
またこの記事に戻ってきていただきたいのですが。
これが研究結果です。
人間やはり同じことを繰り返し確認すると集中力は下がりアタマがぼんやりするというは
経験上理解はできます。理論はわかりませんが。恐らくあなたもそう感じていると思いま
す。
安心感の「ピーク」は2回目の確認のときは「95」になっていますが、それ以降は
下がっていますね。
これは、この医師の臨床に基づく結果なのだと思いますが。
ここで私の家の鍵の例を出すと素直に当てはめることができないように感じます。
私の玄関のドア(集合住宅)の鍵は上下2つあり、それぞれ違う鍵で施錠します。
上のカギは個々の部屋専用の鍵になっていて、下の鍵はオートロックと共通の鍵なのです。
なので、私は最初に上の鍵を施錠して「ガチャ」と確認、次に下の鍵の施錠して「ガチャ」
と確認して、上下施錠した後にもう一度「ガチャ」としています。
ケースにもよると思うのですが、私の場合は2回より3回の方がしっくりとくると感じて
います。
「安心感」と「反復回数」のデータによると私の場合は2×2=4回確認しなければいけ
ないはずなのに「95」の安心感は得ることができないからです。
私が少し曲解してるのか、このようなケースが想定されていないのかもしれませんが…
シンプルに2回ガチャガチャと確認すればいいだけという話なのか…?
ちなみに上下の鍵両方が閉まっているかはドアノブを引いたときの感覚でわかります。
しかし、2回目以降の「安心感」は「80」に落ちています。なのでこの場合はどのよう
に捉えればいいのか悩んでいました。
1つの鍵で且つ鍵穴が1つのみの場合なのか、複数の鍵を使った場合なのかとそれぞれ結果
が代わってくると思うのです。
そこで私は鍵と鍵穴が複数ある場合は上下それぞれ、「0.5」、「0.5」として上下
施錠した後の確認「1」で「2」回と今のところ無理矢理こじつけています。
パイロットが行う出発前のチェックリストでも単調で内容が頭に入らないこともある
神経質で心配性の私は飛行機が好きなのですが、どうやってヒューマンエラーを減らす
工夫をしているのかなどを参考にしています。
パイロットは出発前にチェックリストを読み上げて確認をしますが、これをやっても頭
に入らないこともあるようです。「心ここに有らず」です。
やはりルーティン化した作業で単調になりやすいのでこのようなことが起こるのでしょう。
しかし、このような基本的なことや単調なことを愚直なまでに遂行する工夫が必要なよう
です。
「指差し確認」なども一つの例でしょう!100%というものを目指すというのは不可能
という前提で、どうゆう風に工夫すれば致命傷を負わないようにできるか?
などを常に考え工夫して改善するという繰り返しなのだと思います。
厳しい訓練を受けてるパイロットも人間です。エラーを起こすという前提で致命傷だけは
負わない工夫が常に問われる職業です。
私たちのように神経が繊細な人たちは無意識レベルでプロパイロット並みの危機意識が
すでに備わっているかも知れませんね!?
少しは自分自身をほめることにも目を向けてみましょう!
「ピークエンドの法則」を使ってるの?美容室に行って感じたこと
私が最近初めて行った美容室の話なのですが、ここは雑居ビルのようなところに入居
しています。
とはいっても内装はしっかりときれいになっています。
ここの美容室従業員の教育をしっかりされているのでしょう!
終始丁寧な接客と対応なのでどこが「ピーク」というのはあまりわかなかったのですが、
お会計をして帰宅する際に美容師さんはエレベーターのところまで来てボタンを押して
くれ、扉が閉まるまで45℃の姿勢で送っていただきました。
店を後にして最後に凄いなと感じました。
「ピークエンドの法則」を利用すれば接客の悪い店でも、ピークエンドを逆説的に使えば
最初の丁寧な挨拶と最後の挨拶で私の担当の美容師さんのように見送ればいい印象を与え
ることができのかも知れません?!
「終わりよければすべてよし?!」なのかわかりませんが。
相性という要素もあるでしょうし。