神経質の人が感覚過敏になっているときの観念との付き合い方

どこにも触れてないのに触れたような感覚で悩むことはないですか?

思考が優先しすぎてしまうと感覚神経も錯覚するのか、どうも触れた感覚が残ってしまう
ということはないでしょうか?

 

電車に乗っていて前に座っている人が咳き込んでる姿を見るとどうも唾液が自分の手にか
かった気がする、どうも手の一部分に唾液が飛んで濡れたような感覚がする…

 

だけどよく見てみも視覚的には唾液が飛んだ形跡がない、でも濡れた感覚が確かにある。

 

こういう葛藤を繰り返して、朝から脳のリソースを使って疲れてしまい仕事や学業に集中
できないということもあるかも知れません。

 

更には痰を切ってるような咳だったので痰がかかってベタベタするという現実なのか妄想
なのかわからなくなりパニック陥ってしまうケースもあると思います。

 

汚染されたという恐怖心、少し血が混じってるんじゃないか…?
これはHIVか?肝炎か?…

 

HIVや肝炎に感染させられたのではないかという恐怖におののかされて思考がそこに過
剰に集中してパニック状態になるということもときにあると思います。

 

1回消毒でして終わりであればいいのですが、とにかくこういうときは過剰に反応してし
まうので消毒行為が止まらなくなります。

 

こうようなときにはどう対応したらいいのか?
事項からは私自身も未だに難しいと感じてるやや強引でキツイ方法をご紹介します。

この方法は一種の根性試しような側面がありリバウンドする可能性があるので、失敗して
落ち込むという自覚がある人、調子の悪いときなどはお勧めしません。

 

1回消毒して終わり、それ以上は消毒しない!自分の基準と一般的な基準のすり合わせ

パニックに陥ってるときは観念モードのスイッチがオンになってしまっていて汚い物とい
う思考が一度想起されると連鎖的に消毒行為という形で表れてしまいます。

 

このパニック状態だとなかなか冷静さを取り戻すことは難しいのです!
自分でもどこかで消毒液をなすりつけているはずなのに………

 

でもこのかすかな感覚がわからない。例えが変ですが、1000ピースのパズルの1ピースの
カケラのような感覚が少しでもあるのなら10回のうち1回でもいいのでこれに従ってみ
ていただきたいのです。

 

そして普通はどうだろう、普通だったらここまでしないよなぁと不安から派生される妄想
と現実を見抜くことに意識を向けることも大事です。

 

この見抜くということは平常時から意識していないと、パニックのときには正しく判断で
きないので普段から感覚に意識を向けてトレーニングをすることも大切です。

 

見抜いたらそこで消毒行為は止めるという習慣を感覚で身に着けるといざというときに対
応しやすいでしょう。

 

パヴロフの犬のようにベルでよだれが出るように、感覚神経と嗜癖行動をうまくリンクさ
せるトレーニングを肚の底で理解することです。

 

気持ち悪い感覚には一度抗わずに呑まれてその感覚をただ単に耐える

いろんな方法がありますが、ここでは一度その今感じてる感覚に呑まれてみるというご提案
です。

 

ホントにその言葉の通り、

 

「あぁ、今私は前に席に座っている人に痰切りをされた際に血液が混じった
唾液がかかってしまい肝炎だかHIVに感染したかも知れない、気持ちが悪い。」

 

という感じで5分、10分可能であればそれ以上感じ続けてみてください。
ただ単に気合と根性で堪えるのです。

 

もちろん、反射的に手持ちのエタノールや除菌ウェットなどで拭き取るという行動
に出て消毒するかもしれません。

 

ここで失敗すると自己肯定感を下げる要因になりかねないのです。だから冒頭では
断りを添えています。

 

物理的に触ることでベタベタするものに関しての嫌悪感は素直に手洗い消毒を!

色んな人が触れるドアノブは雑菌だらけなので、潔癖の傾向がなくても気持ち悪い
と思う人がいても何も不思議ではありません。

 

トイレに行って手を洗わない人、鼻をほじってそのままの手であちこち触る人など
いろんな人がいます。

 

実際に触って(事実を主軸に)気持ち悪いと感じるなら手を洗い消毒をするのが賢明
です。

 

そして、その上で先述のように手を洗った感覚を肚の底を感じてるように意識して
いただきたいです。

 

汚いと思う物を物理的に触ったので手洗いや消毒はしても過剰にやりすぎて生活に
支障が出てないように意識してトレーニングしてください。

 

今まで1時間かけて手を洗っていたら、50分を目標に手洗いをするように少しづ
つ負荷をかけていくのがいいでしょう。

 

この辺はホントに難しいところですが、すこしづつでも現実と妄想なのかを区別す
るように意識してください。

 

人によって感じ方は様々ですが、食品のベタベタ感なども同じです。

例えばあながた外食するのにどこかの飲食店に行って、掃除があまりいきとどかな
い飲食店ではテーブルをしっかり拭いてもらいそれを視覚でしっかり見ることの意
識を持ちましょう。決して思考しないことです。

 

ドアノブなど不特定多数の人がさわるところは育児中の方などは、母性本能からか
かなりナーバスになり潔癖の状態が出来上がる人も珍しくないようです。

 

もともとの神経質気質から派生して潔癖になる人も多くいるので、一般的の人の認識
と自分の認識をすり合わせるのて許容範囲を見つけることをしてみるのも独自のこり
かたまった妄想などの思考が優位になるのも抑えることができると思います。

 

イライラがひどく精神が不安定のときには感覚過敏がひどいと感じる

私はイライラしていたり、精神的に不安定なときほど感覚過敏がひどくなると感じて
います。

 

普段でも何か頭の中で勝手に湧き出るイヤな思い、不安や心配などあるとすぐに感覚
過敏がひどくなる傾向があります。

 

例えば、よくあるのが自宅のトイレの便座の蓋を閉めるときには自分の生殖器を触っ
てない手で意識して蓋を閉めているはずなのですが…

 

どうも生殖器を触った手で蓋を閉めたという思考と感覚へと洗脳?されているような
気分になります。

 

こうなると蓋は除菌するのですが。

 

しかし、

イライラがひどいときにはこの比ではないのです。

 

あちこっちに思考が派生していくのでトイレ全体の掃除をしたりイライラに脳の
リソースを浪費されているのか一連の雑務が終わった後に「あれ?手洗ったっけ?」
となったりすることもあります。

 

そうするとまた掃除過程で触ったところを除菌して、ハンドタオルも何枚も取り換えた
りするということにもつながります。

 

イライラしていると「今、この瞬間」がおなざりになっているので、記憶が飛んでいる
ような感覚になるのだと思います。