あなたは不安や心配に抗って思考で丸め込もうとして慢性的に疲労を感じていませんか?
勝手に思い浮かぶ不快な考え、意図せずアタマの中にイメージされてしまう観念や雑念は
その都度潰していかないとスッキリしないですね。
そしてまた次から次へと湧き出る観念や雑念を潰しても、また同じような観念やその元に
なった派生型の物の他に新たに別な観念を生み出すことも往々にしてあります。
個々によって違いますが、観念や雑念に囚われると映像を観ていたり他人と話をしていた
り服を着てボタンを留めるなどの日常些細なことにも時間がかかってしまい朝から疲れは
ててしまうこともあるでしょう。
日々このようなことにエネルギーが消費されてしまうので、時間的も体力的にもかなりの
ムダが出るため肝心なところにエネルギーを使えないとお悩みだと思います。
私も神経質気質で長いこと、物心つくころからこだわりが強く生きづらさを感じていまし
た。
時間の浪費、心的エネルギーの浪費で疲れてやろうと思っていたことができなかったとい
うことは今でも多々あります。
あなたも逃げ場のない不快な感情に囚われていたら、私の提案する乗り切り方を参考にし
ていただければ幸いです。
そもそもなぜ不快な観念や想念などの感情や思考は馬車馬のように暴走するのか?
色んな説がありますが、ここでは話を解りやすくするため昔、例えば弥生時代などと
現代人を比較してみることにします。
弥生時代では遺跡から武器などが多数見つかっていますが、これは食べ物の争いだったり、
自分の集落(陣地)を守るために必要だったものだと想像できます。
この時代の人間社会においてはその日暮らしなので命がけだったはずです。
この時代、旧石器時代14000年ぐらい前から紀元前4世紀ぐらいまではやはり生きる
か死ぬかの世界なので防衛反応が強くあったことでしょう。
一方で私たち現代人は飽食の時代に生きていてコンビニに行けば24時間いつでも食料を
手に入れることができます。
お金がなくてもセフティーネットとして生活保護の申請を出すことは可能です。
ホームレスなどでもボランティアの炊き出しがあったり、寄付などで食事を提供してもら
えたりすることがあります。期限切れのコンビニ弁当の無料配布もあるようです。
このように、私たち現代人はほとんどの場合食事を確保するのに必死になる必要はほぼ
ないと言えます。
しかし、DNAなどは1万年程度では大きく変化しないのものなのか旧石器時代からも人
が持つ防衛反応が現代人にも残っていると考えるのが妥当という説です。
敵との物理的な争いや食料の争いがない状態で防御システムだけが残っているので未来に
何か起こるかも知れないし、起こらないかもしれないことに過敏に反応するのが不安や心
配などが行き過ぎた感情とも言えると思います。
残酷な言い方をすれば現代人は平和だから未来を考える余裕があり、いろんなこと考えて
しまい、古代の人はそんな余裕がなかったのかも知れません?!
しかしだからといって社会的に忙しく活躍している人も悶々として苦しんでいる
人はいます。
ではこの不快な思いに悩まされる人と悩まされないの違いは何なのかということに
なると思いますが………
そこを掘り下げていくと不安や心配を余計に誘発してドツボにはまってしまいます
のでここでは取り上げないでおきます。
意図しない不快な感情は気持ちが悪いが「あぁ、またアンタか…」
意図せずいつ襲われるかわかないイヤなささやきは非常に気持ちが悪く時間と体力
、メンタル的にもボロボロにしてしまいます。
行動をも制御されてしまうので、学校に行けなくなったり仕事もできなくなった
り酷くなると引きこもり廃人のようになり人生をメチャクチャにしかねません。
私自身も悩んでるので飲み込まれて潰されそうになることも多々あります。
頭の中でのささやきはホントに厄介で、物に当たり散らしたくなることもあるで
しょう。
過去の私は物をよく壊していました。ストレスが多く不安や心配が多いと
物に当たるという神経回路が完全に出来上がっていたんだと思います。
ささやくな!黙れ!といっても勝手に暴走してしまうのでどうすることもできない
のです。
頭の中はイヤな観念で常に回転しいるのです。一般的な人は思考を1日3~4万回
ぐらいするなどと言われていますが、5~6万回という説もあります。
神経質気質の人は2倍、もしくわ3倍ぐらいあるのではないかと私は感じています。
これではグタグタになるのも無理はないのです。どうかあなた自身自分を責めない
で欲しいです。
「あぁ、またアンタか…」ぐらいに留めて置くのもやり過ごすための方法です。
とくに不快な症状に抗わない状態で放念するのです。
不安を誘発させるささやきにはおまじないが必要だと思う
私は不安のささやきには複数のイメージ画像、言葉を使い分けています。
それはそのときの不安感情、シーンや場所によっても使い分けています。
例えば汚いものでも軽いささやきの場合
お手洗いしたら外出先でも自宅でもほとんどの人は手を洗うと思いますが、
手を洗ったときには私は
・汚いと思う他のところに触れないようにする(ひじで蛇口をプッシュ)
・ペーパータオルをつかう
・よし大丈夫
というようにくち出してひとつひとつの営みを丁寧に行います。
また、不安のささやきにまけてそこから抜け出せなくなった場合には100円ショップで
陶器やコップなどをあらかじめ買い置きしておきます。
いざというときはバキバキに割って壊すというのもスッキリしますよ!!
これ人にもよると思いますがストレス発散もありだと思います。
私の経験上賃貸の場合だと壁に穴、クローゼットの扉、キッチンの扉や流しのステンレス
部位を凹ませることなどに一度快感を覚えると、どんどんとエスカレートしてきます。
退去時にムダな費用がかかります。キッチン丸ごと交換など。
(故意にやらないくても破損があれば退室時請求される場合がある)
私の場合は逆に気持ちくよくなってきて止められないというか止めたくない、
つまり壊し続けたいという欲求が強くなりました。
こういうのも不安や心配がなす気質なのかもしれませんが、続けたいという欲求が強くな
りやすい場合は陶器やコップを壊すという方法でも慎重にやっていただきたいと思います。
私の場合は何とか収まりましたが。
前述のように私は賃貸物件に住んでいますが、壁に穴を開ける、扉を壊すということもか
なりやってきています。
結局壊すことへの神経回路が優位になってしまっていたので止めることが難しかったの
です。
しつこいですが、あなたが賃貸物件に住まわれていて私のようにある部分で攻撃的な面
もあり尚且つ物を壊すという方法でストレスを発散させようとする場合は気を付けたほ
うがいいかも知れません。
この方法でストレス発散しようとお思いでしたら壊すための食器類をのかなり
余分に買い込んでおいた方が無難かも知れません。
あなたの不安や心配は何がトリガーになるのか?対処も人それぞれ
あなたにとって一番怖い不安感情とはどんなものでしょうか?
何によってトリガーを引き起こすのか?それを冷静に見抜くことも必要になってきます。
あなたもご承知の通り、ひとくくりに不安と似たような感情と言ってもあなたにとって
恐怖を感じる対象物が私にとっては全く気にならないこともあるからです。
そしてまた逆も然りです。
なのであなたにとって怖いと感じる観念にはどのように対処していくのがベストかノート
などにまとめてすぐに見れるようにしておくのもいいかと思います。
あなたの不安心配ノート(取扱説明書)を一冊用意して完全オリジナルのものを作ってみて
はいかかでしょうか?私も自分のノートがあります。
そして、それを見返してイメージを変える工夫をすることも大事です。
難しい作業ですが、1回5分や10分くらでも、いや1分でもいいので徐々に
ステップアップしてみていただきたいのです。
心が折れることもあるでしょう。一進一退でもいいのです。その日の体調によって
は一進二退でも一進三退ということもあるかも知れません。
でも自分を自分で責めたりすることはしないでいただきたいのです。
今日は特に体調が悪いから仕方がないぐらいに捉えて欲しいのです。
考えてもみてください。風邪をひいて40℃の熱でうなされている状態で
歩くのと、体調が普通のときに歩くのとでは雲泥の差があると思いませんか?
前者はフラフラして歩行もままならないこともあり、後者は普通に歩行していら
れますよね?
でも、風邪のときに自分を責めますか(試験などの重要なときは除く)?
不安や心配の感情にも波があり、全く同じ観念であっても疲れ方や体調、天気や
季節によっても左右されると思うのです。
実際私も寒い、天気の悪い日は同じような不安でも恐怖感や囚われ方は天気のいい日
に比べると悪いと感じています。
不安や心配が強いときは自分をケアする時間に充てたり、少しでもラクで心地よく過
ごせるように環境の整備をすることも大事だと思います。
ゆっくりでもいいのでデスク周りをホコリ取りワイパーなどでキレイにする、
普段頻繁に使うものケア何でもいいとおもいます。