あなたは潔癖症ですかと聞かれて、はっきりと答えられますか?どの辺までが潔癖性で潔癖症なのか?
一口に潔癖といってもどの程度までなら許容範囲なのか何に嫌悪感を感じていて、
日常生活でどの程度支障を感じているかにもよります。
そして、清潔志向の現代に於いては、キレイ好きな人から潔癖症の人まで紙一重で
その垣根もないように感じ事もあるかも知れません。
テレビコマーシャルでもマイクロスコープで手についたばい菌を流して除菌の必要性
を促して、除菌グッズを販促している会社も増えています。
育児や子育て中の親御さんはこのような映像に園児あるいは乳幼児が一緒に出てくる
ようなコマーシャルなら反応してしまうでしょう。
このようなことから日常生活に特に支障がなければ問題ないと言えるでしょう。
支障がないというは、清潔好きだけど自分でコントロールできる範囲でイヤな考えに
支配されずに日常生活が送れる人です。このような人は潔癖性でしょう。
思考に支配されて、常時イヤな気分を抱えていて日常生活に支障が出てる人は潔癖症
です。
また、
消毒したのにしていないのではないか?、という思考に支配されていて同じことを
ずっと考えていたり同じ行動をしていたら脳が少し誤作動を起こしている可能性が
あります。
パン屋のパンやコンビニおでんが汚いと思ってしまうのも仕方がない!
パン屋の販売もいろんな形態がありますね。その多くは裸で陳列されていますね。
最初から個包装で袋に入ってる形態で販売されているパン屋は割と少ない印象だ
と思います。
極まれにですが、ケーキなどのスイーツと一緒にパンを販売している場合パンも
ケースに入れて販売してる店もあります。
ケーキとパンの混在店は、私は個人でやっている店しか見たことがありません。
ケーキのように店員に欲しい物を言ってトングで取ってもらうという方式です。
しかし、
先述したように多くのパン屋の場合はパンは裸のままの状態で陳列されているので、
これに抵抗を覚えるのは少し神経質な人なら気にするでしょう。
他の食料品を買うときの癖なのかも知れませんが、見ていると普通の人でも一番奥
のパンをトングで取ってトレイに乗せてる人もいます。
人がいるところには必ず埃が浮遊している上に、雨の日にデリカシーのない客が来店
した場合、下手すると傘についた雨水や服についている雨水がパンにつくことだって
あるわけです。
というより、後述しますが私は個人の小さなパン屋で雨の日に靴を履かせたまま子供
をおんぶして靴から雨水がパンに着いたのを見たことがあります。
それでもあまり気にしない人もいますが、実際にこのようなことを確認できるのですから
神経質で潔癖症の人はかんたんに色んなことがイメージできてしまうでしょう。
なので抵抗感を覚えて不思議じゃありません。
また、コンビニおでんなどは更にひどいものでしょう!
コンビニスタッフはトイレの掃除をしたり、商品の陳列などをしながらレジ業務をする
ことが多いので。
あなたも見たことあると思います。商品や週刊誌やあるいはゴミをまとめているなどして
いて、あなたがレジ前で待っているとスタッフが走ってやって来る姿を。
そして、ここでおでんを頼んだらレジカウンターに置いてある消毒液でシュっと
1回手にすり合わせておでんのトングを持ち容器に入れていきますね。
埃もそうですが、床に置いてある雑誌を並べた手で1回適当に消毒しただけの手で、食品
に触られるのだから気持ちも悪いと思います。
さらにゴミなどはもっと気持ち悪いですよね。人によってはゴミの品種によっては大丈夫
という人もいるかも知れませんが!?
しかし、これはもう潔癖(性)症云々の話ではないレベルだと思います。
私が個人のパンやで実際に見てしまった光景!これでは買う気はうせる!
私が昔住んでいた近所の個人経営のパン屋での話ですが、この店すごく狭いのです。
お客さんが2人入るとビチビチで外で待ってるという人もいました。
そして商品であるパンは所狭しと20~30品ほどのパンが裸の状態で陳列されて
います。
店内非常に狭いので1人だけでもかなり窮屈な店でした。
ある雨上がりの日に私がこのパン屋でパンを選んでいると、子供をおんぶした親が
入ってきました。靴をかせたままです。しつこいですが非常に狭い店内です。
おんぶしている子供のがパンに触れて雨水が着いたのを見てしまいました。
私は既に買うパンをトレーに持っていたので、そのまま購入しましたがその光景を
観てから気持ちが悪くなりすぐさまこの管轄の保健所に電話をしました。
もちろん、神経質で潔癖症の私はパンも一番奥からトングで取っているのですが…
保健所はその日のうちすぐに対応してくれてパン屋に指導に行ったようです。
しかし、店が狭いので陳列を考えると改善が難しく、その上で衛生を保つため
には更に難しいということだったようです。
そして店主と話し合いの末、「衛生に最大限配慮するために各パンの陳列棚に簡易的な
仕切りを設置するということ」でしばらくしてから保健所から電話がありました。
保健所の調査員?も現地に行って確認しているので狭いというのを認識しているのですが、
経営と衛生を保つということを両立するギリギリのラインの対応策とのことでした。
各パンの陳列の一番前の部分に仕切りを付けるという愚策に終わりました。保健所職員も
パン屋の経営もあるので強くは言えず最低のラインでとのことで、かなり甘い指導だと感
じました。
後日、私はこのパン屋に行って仕切りというのを確認してきました。ホームセンターに売っ
ているような厚めのプラバンでフロント部分に直接人の手や足がが触れないかも知れない?
という簡素な物でした。
それ以来このパン屋で買うことはしませんでしたが、先述したように保健所対応もけっこう
ずさんでいい加減だなと思ったものです。
食品を扱っているのだから店の経営云々より末端の消費者のことを第一に考えてもら
わないといけないはずなのに…
靴の雨水がパンに付着するというのは、潔癖以前の問題で誰であってもそんな商品は口にした
くないでしょう!!
結局のところ清潔であるかどうかの基準は人それぞれ、何が汚いと思うかは個人の主観
食品衛生における保健所のガイドラインがどのようになってるかわかりませんが、現場の人間
の裁量に委ねられているような気がします。
最終的にはエンドユーザーが自分自身で判断して自分が嫌悪感を感じるなら買わない方がいいと
いうことです。
あなたもどこまでなら大丈夫という線引きを持つことで少し折り合いが付けやすくなるはずです。