神経質の人が陥るHIVノイローゼの加害者的観念の視点

HIVでもないのに他人にHIVを感染させたのかも知れないという感情で苦しんでいませんか?

飲食店での例を取り上げてHIV感染の被害者的の観念についてもまとめましたが、この
記事では加害者的な観念を持ってる人の視点でまとめてみたいと思います。

 

物理的なことも含めて危害を加えてしてしまったのではなかという観念や想念はもちろん、
自身がHIVウイルスを保有してる訳でもないのに、他人に対して自分の唾液や尿などでHIV
に感染させてしまって罪悪感に苛まれるようこなことないでしょうか?

自分を責め続けてしまい、メンタルが参ってしまうことをお察しします。

 

私自身はこの加害者的は観念はほとんどありません。

医療機関に行ったときに目の前の医師に向かって「お前はヤブ医者だ!」なんてことが
頭に浮かぶことがあり苦しむことがあります。

 

余談でしたが、

 

ここでは危害を加えたのではないか?という私の知人の苦しんでる内容を書いていきます。

彼も苦しんでいますので、飲食店で働くスタッフはもちろん客として行く場合でもあなた
の参考になるかと思います。

 

五感で感じる意識を常に持つこと!たぶんこれしかないと思う!

五感で感じるという意識を持つということは簡単そうで実はとてもむずかしいことです。
なぜならそれができれば誰も苦しまないからです。

五感のみで生きることできれば煩悩を産まないでしょう。
お坊さんでもそのようなことは出来ないので日々修行に勤しんでいるのです。

 

人間無意識でやってることが90%以上とも言われています。汗をかいたり、体温を調節
したりするのも私たちは意識してやってるわけではありませんね。

 

なので、呼吸するときでも鼻から空気を吸い込み口から吐くということを五感を感じなが
らするということは大事なことだと思っています。

 

イライラしていたりするとハァハァハァハァと呼吸が浅く、そのイライラに囚われていて
冷静に判断できない状態ですね。

 

イライラしたりするのは人間の性ですからある程度はあるでしょう!
その上で微かな感覚でも、

 

「今自分はイライラしてるとから呼吸を丁寧に行おう!」

 

と意識できるようになると日々の雑事なども丁寧になってくるはずです。
ひとつひとつの営みを丁寧にできると、

 

「他人に危害を加えてしまったのではないか?」

 

と悩まされることも少なくなるはずです。

 

飲食店でHIVの加害的な観念のある知人のエピソード

私の知人は飲食店勤務が長いのですが、彼は昔アルバイト先で皿洗いをしていて指を切っ
て出血したらしいのです。

 

そのときには絆創膏を当ててそのまま皿洗いを続けたらしいのですが、それからしばらく
してから公共広告機構か何かのHIVのTVコマーシャルを見たらしくそこから飲食店で手を
切ったのがリンクしたらしいのです。

 

加害者のように悩む人は自分よりも他人という意識が強いようで、とても良心的な彼は気
が滅入ってしまったようです。

 

それからというもの何とか仕事は続けてはいるものの(今も飲食店勤務ですが)2年ぐら
いは赤いものは血液であり「血液=HIV」と方程式が成り立ったようです。

 

料理を提供する飲食店で、お客様に自分の血液を口に入れてしまってHIVに感染させてし
まったらという不安がすごく強いようです。もちろん彼はHIVではありません。

HIVウイルス保持者でもないことは彼は十二分に理解しているのですが、その観念や想念
に苦しめられています。

皿洗いやホールスタッフや調理といろんなとこで経験を積んでいるので、今はほとんど
食材の仕入れや指導することがほとんですが、もちろん調理もすることも多くやはり自
分が作る料理は特別神経を使うようです。

 

手を頻繁に見るくせがあり、彼には手を見るという神経回路が構築されているようです。
また、これとセットで時計を見るくせもあるようです。

 

手を見た時にアナログ時計の場合4時ジャストと9時ジャスト、4分と9分のとき
とにかく4と9が含まれるときの時間、秒針が4と9を回ってるときは5回手を見
ないと落ち着かないと言います。

 

デジタル時計の時も同じく4と9が表示されているとやはり5回手を見て出血がない
か確認するようです。

 

5回見るという行為で不安を緩和して安心を買っているようです。

 

自分が人に何かしてしまったのではないか?彼が他の飲食店に客として行ったときの観念

私はこの飲食店勤務の彼と他の飲食店に客として行ったときにも、危害を与えてしまうの
ではないかという観念に悩まされていました。

 

ブッフェに行ったときのことです。ブッフェはご存じのように予め提供されている料理を
好きなものを好きなだけ皿に盛るというバイキング形式のスタイルですが。

 

ここでは彼は何に気を使ったかというと、パスタを掴むトング?、菜箸、お玉…etc
自分が触る、もちろん他の客も触るものですが、これらににも異常なまでに神経を使
っていました。

 

触る前には必ず自分の手を見て出血が無いかの確認、併せて先述した時計の秒針の確認
と毎回繰り返されていました。

また自分の勤務する飲食店と勝手が違い、客という立場になったせいか普段と環境が変
わることによりストレスがたまったのでしょう!

 

どういうワケか普段出ない観念も派生して出てきたようなのです。

 

自分の触ったトングなどにもし血液がついていたらここにいる人たち全員が自分の家に
押し寄せてくるという恐怖感を感じたようです。

 

その不安を払拭するために不安を緩和する行為として自分が触った物はすべてまっすぐ
に置いたと後で聞きました。

 

この件はこれで済み、自分の働く飲食店では他の観念も派生することはないようですが、
やはり本人は疲れるいるように見ていて感じました。

 

飲食店で加害者なのではという観念でHIVノイローゼに悩まされたらどうすればいいのか?

加害者のような気分の観念の場合も被害的な観念で挙げたように健康に保つことが大事
だと思うのですが。

実際に飲食店での加害者のような気分のHIVノイローゼは私自身はないのでわからないの
です。

 

考え着くことはやはり他者にHIVや肝炎のウィルスを感染させることに極度の不安や
罪悪感を感じるようですので、手を切らないようにすることが一番と思います。

 

深爪をして手を切ったり、水仕事が多いとささくれ、冬場などは乾燥で切れやすくなる
のでハンドクリームを塗って日々ケアをするなどを普段から習慣化することで少なくて
も乾燥からは防ぐことができます。

 

また、被害的な観念とは違いこのケースにおける加害的な観念は意識的に感覚に注意を
向けることができる点で先述した五感をフルに使うということが望ましいと考えられま
す。

 

例えばですが、先述したように出血がないか手を観察することなのですが、ここで思考
を入れないことです。難しいのですがここで思考してしまうと不安を払拭することに躍
起になってしまい何度も確認してしまうということを繰り返してしまうからです。

 

なので、視覚で観察する。同時に五感を使って手をこすってみるのもいいと思います。
なぜなら少しでも指に血痕がついていると指紋の溝に入り込み多少なりともざらッと
した感触があるからです。

 

そして、出血した直後であれば少し粘度があったりしますね。どちらにしても肌で感
じることができると思います。

 

五感で感じようと意識することも大事だと思うので一瞬でも五感に意識を持っていく
ようにイメージしてみてください。

 

惰性で確認を繰り返さないためにも、今なぜ、指を見るのか、なぜ指をこすり合わせる
のか意味づけをしてみるといいかも知れません。

 

「意味づけと+五感」です。